北海道旅行記 No. 03 Nikka Bar Rita(リタ)/ #小樽駅
2日目は朝から余市へ行き、せっかくなので札幌には戻らず途中の小樽で1泊することに。民泊に荷物を置いてさまよっていると偶然にもこちらにたどり着きました。
リタは竹鶴政孝の奧さんの名前で、余市蒸留所内にもリタの名前をとった建物があるなど、ニッカとゆかりの深い名前です。
ここではニッカの商品を専門に置いているそうで、余市や宮城峡の蒸留所限定品などもありました。せっかくなので蒸留所限定の余市飲み比べセットをいただきました。
他にもニッカの原酒飲み比べセットや、ニッカ商品のオールドボトルなどバックバーは髭のおっさんでいっぱいでした。コーラだけはニッカ(アサヒでは取り扱っていないのでコカ・コーラでした笑)
座席はカウンターの他に広いテーブルが3つほどあり、店内も明るいので何人かで楽しむのもよさそう。15時からあいてるのもうれしいですね!
外国からのお客さんも多いそうでニッカファンはもちろん楽しくウイスキーを楽しみたい方は余市蒸留所の帰りに寄ってみてもいいかもしれません。
北海道旅行記 No. 02 Bar無路良(ブローラ) / #すすきの駅
北海道初日、すすきのの夜2軒目はBar無路良です。店名が読めなくてあやうくスルーしかけました。。。
エレベーターを出ると素敵な看板が
店内右手にはカウンター、左手には広いテーブル席が8席ほど。テーブルは広めなのでみんなで楽しむにもいいのかも。僕が伺ったときにはテーブル席で送別会をやっていました。
バックバーに並ぶお酒も圧巻ですが、店内の壁、カウンターにまでひたすらウイスキーが並んでいます。幸せな空間ですね。初めて見るボトルも多かったですが、価格も良心的でちゃんと値段も教えてくれるので安心でした笑
そしておすすめしたいのが元料理人のマスター、山田さんお手製の料理。初日にはポトフ、2回目に行った時にもロールキャベツをいただきました。お通しにもしっかりこだわりが見えます。
北海道の寒い冬でも暖かい人柄と温かい料理にほっこりした素敵な時間でした。
バーのマナーの話「ハーフショットを頼みたい」
こんばんは、きるんです。今日は度々話題に上がっているバーのマナーの話です。先日ツイッターで「ハーフショットを頼んだら断られた。ハーフショットがOKになるのはどういうときなんだ?」というようなツイートを見かけました。今回はその辺について考えてみようと思います。
※注意
この辺は結構込み入った話になったり、議論になったりすることもあるので、これは僕の個人的な意見として参考程度に読んでもらえればと思っています。
また、この話はどこの店でも誰でも通用する普遍的なルールというよりは、これを守ったらみんなが気持ちよく過ごせるマナーのようなものだと思っています。
この記事の目的は、このマナーをみんなに強制することではなく、バーでどうしようか困ったときに判断するためのひとつの道しるべを作ることです。
この記事を読んで一人でも多くの人がバーでの時間を楽しくすごしてもらえたらうれしいです。
※補足:最初のほうの話は実体験がない人には非常にわかりにくい内容だと思います。ちょっと読んであんま関係ないなと思った人は是非「お酒を楽しみたいという気持ちを伝えるtips」だけでも読んでいってください!
はじめに
せっかくバーに来たんだからいろいろなお酒を試したい!と思ったことは誰にでもあると思います。そこで思いつくのがハーフショットでお酒を注文することですね。しかしこのハーフショットというのが曲者で、お店によってOKだったりNGだったり、同じお店でもお酒・タイミングによって違うこともあります。加えて基本的にどこにも書かれていないことが多いです。不安ですね。初めて行ったお店でハーフショットを注文するときは未だに僕も不安になります。
このような不安はどうして生まれるのかというと、「ルールがはっきりしていないから」だと思います。
しかし、ルールがはっきりしていないと言っても全くランダムにOK/NGが出されるわけではないはずです。今日は僕が感じたある種の法則性のようなものを紹介したいと思います。
なぜルールがはっきりしないのか
ルールがはっきりしないのには何か理由があるはずです。そこで他の飲食店を見てみると、飲食店では「売り上げ」を上げることが最優先事項であり、それを基準に全てのサービスが決まっています。牛丼屋を思い浮かべてもらえればわかりますが、基本的には牛丼を提供すること以外はセルフサービスだと思います。
もちろんバーでも売り上げを上げることが大切であることは確かです。しかしバーテンダーは基本的にお酒大好き人間が多いです。お店開いちゃうくらいですからね。このせいで時にはバーテンダーの「お酒を楽しんでもらいたいという気持ち」が「売り上げ」以上に優先されることがあるのではないでしょうか。皆さんも一度は経験がありますよね。
ハーフショットの話に戻ると、ハーフショット提供というのは「売り上げ的には」お店にはなんのうま味もない行為です。つまりサービスであり、これはバーテンダーさんの「お酒を楽しんでもらいたいという気持ち」=「好意」から生まれるものなのではないでしょうか。
好意からのサービスだとすればルールがはっきりしないのも当たり前ですよね。
余談ですが、僕はハーフショット問題以外にも様々な部分でバーのマナーを複雑にしている要素は「お酒を楽しんでもらいたいという気持ち」なのではないかと思っています。おそらくバーテンダーさんはできるだけ多くのお客さんにお酒を楽しんでもらいたいと思っているサービス精神のある方だからこその問題なのでしょう。
「売り上げ」と「お酒を楽しんでもらいたいという気持ち」
ルール自体はまだはっきりしないものの、バーテンダーさんの好意からハーフショットの提供という売り上げに直結しないサービスが提供されていると考えらることもできることはわかっていただけたと思います。
しかし、どんなに楽しんでもらいたいと思っていても、売り上げを優先しなければいけないときもあるでしょう。例えば週末の夜9時~11時などの混んでいて人手も座席も足りない、あるならあるだけほしい時などですね。このような時は1杯分の売り上げで2倍の手間がかかるハーフショットはできれば避けてほしいと思われるのではないでしょうか。
反対に平日の早い時間など、比較的人手や席数に余裕のある時間であればお客さんにゆっくりとお酒を楽しんでもらいたいと思っているのではないでしょうか。またゆっくりしてもらうことが結果的に売り上げにも、リピートにもつながるため得策であるともいえるかもしれません。
このような時にお酒を楽しみに来たよ!という人が来たらハーフでも飲み比べでもなんでもやっちゃうぞーってなります。僕なら。
では、問題となるのはどうやってこちらからお酒楽しみたいよという気持ちを伝えるか。これが難しいと思います。僕は特にお酒の知識が自分にはまだ少ないと思っている時にはなかなか自分から話ができませんでした。
お酒を楽しみたいという気持ちを伝えるtips
このような書き方をすると形だけやってればいいんやろ?みたいに見えるかもしれませんが、ウソはよくないです。心から思っているときだけやりましょうね。
1.はじめにどんな風に飲みたいのか伝える。
いきなりあれハーフでとかいうよりは、「今日は3杯くらい飲みたいです。」「今日はハーフショットで3杯ほどお願いしたいです。」「今日はハーフショットで3杯ほど飲みたいです。この前Twitterに上げてた○○を飲みたいんですがどの辺から始めたらいいですか。」など
2.ストレートに言う
ちょっとあれ試したいんですけどハーフでもいいですかと言ってみましょう。案外「うちハーフやってないんですよ~」ってなっても「そうなんですね~」でなんとかなります。
3.バーテンダーさんの名前を聞く
これは賛否両論あると思いますが、バックバー見て趣味が合いそうな人とかにはよく聞きます。
4.退店時に定休日を聞く
これはもう一回来たいと思っていることを伝えられるのでおすすめです。何らかの理由で1杯しか飲めずに出なければいけない時とかにもいいかもです。
5.この前飲んだボトルの話をする
「この前○○飲んだんですけど似てるのないですかね~、これとこれ飲み比べさせてもらえますか」みたいな形でお願いしてみるとか
6.近くにバーない?って聞いてみる
仲いいお店とか紹介してくれたりします。バー好きなのも伝わります。
まとめ
今回はハーフショット頼みたいけどルールがわからなくて頼みずらい問題についてでした。頼みずらいのはルールがあいまいだから。ルールがあいまいなのは売り上げとお酒を楽しんでもらいたいという好意の兼ね合いがあるから。お酒を楽しみたいよと伝えるにはどうすればいいのか簡単にtipsを紹介しました。
次回予告
とはいえ好意だけでは売り上げが上がりません。売り上げが上がらないバーはつぶれます。次回は売り上げに着目してハーフショットを分析してみようと思います。
中央線放浪記 No. 12 Bar tail(テイル)/ #高円寺駅
今夜は0円餃子が(僕の中で)話題な高円寺からBar tailをご紹介します。
いきなりステーキの誘惑に打ち勝ち進んでいくと高架の下にウッドハウスのような佇まいのお店を発見。
店内も外観と同じくウッディでどこか不思議な佇まい。店舗自体は前々の洋食屋さんから引き継いだものなのだとか。店内は広くテーブル席も多いため数人で行っても楽しめそう。
バックバーにはモルトやオールドボトルの他にも見たことのないボトルがちらほら。フィンランドにウイスキーの蒸留所があるとは。
何人かで行ったのでテーブルで楽しませてもらいましたが、カウンターではさわやかなマスターがお客さんと一緒に楽しそうに会話していたのが印象的でした。今まで紹介してきたバーとはまた違った楽しさもある素敵なお店だと思います。
【おまけ】
ウイスキー生チョコがおいしいのでオススメです!
バーの種類の話
ネットで検索してみたり、街でお店の看板を見ているとショットバー、ダイニングバーなど~~バーという表記によく出会うことでしょう。それぞれのイメージがふわっとはある人も多いと思いますが、多くの人はなんとなく使っているのではないでしょうか。振り返ってみると僕はこれまであまりよくわからずに使ってきたなーという思いもあり、バーの種類をまとめてみようと思いました。
そもそもバーとは?
ウィキペディアによると「バー(英:bar)とは酒場、飲酒店のことである。イギリスではこのスタイルの酒場をパブと称する。類似呼称にパブがある。」とのこと。語源については
・カウンターの原形が横木であり、酔っぱらいが酒樽から勝手に呑むことを阻止するために用意された。
・酒場の外に馬をつなぐための横木が備えられていたことから、隠語として広まった。
・騎馬の時代が終わり横木が不要になったが酒場の店主が改装に際して横木をカウンターの下に置くと、「酔客らが片足をかけるのに丁度良い」と好評を得たことから広まった。
など諸説あるようだ。
どういう分け方があるの?
バーとは酒場、お酒が飲める場所全般を指すということがわかったところで、今度はどのようなバーがあるのか見てみよう。
・雰囲気:オーセンティック カジュアル
オーセンティックバーと言われるとちょっと身構えてしまうという人も少なくないと思う。オーセンティックとは英語で「本格的な」や「本物の」という意味で、伝統的なものを守っているものによく使われている。オーセンティックバーとはバーの中でも王道を行くバーなどと説明されることも多い。
特徴としてはバーテンダーがベストやジャケットなど正装をしている。氷やグラスにこだわっている。カクテルにこだわっている。などいろいろ挙げられるが、何を満たせば「オーセンティック」であるか明確な決まりはないようである。
オーセンティックバーと対比されるのがカジュアルバーである。こちらのほうがカジュアルに飲めるバー程度の広い意味で使われている。
・飲み方:ショットバー ボトルバー
オーセンティックバーと並んでよく見かけるのがこのショットバーだろう。ショットバーではお酒を飲む際、1杯ずつで頼むことができるバーのことだ。ショットバーは和製英語で、日本でしか通じない。
ショットバーと対比されるのがボトルバーである。ボトルバーはお酒を飲む際、ボトルを購入しお店においてもらい、自分のボトルから氷やグラス等にセットするためのセット料金を出してお酒を出してもらう。
・お酒にこだわる印:モルト カクテル ラム テキーラ 日本酒 ビアバー
モルトバー、カクテルバーなどと言うとき、これは単にそのお店がこだわっている酒の種類を示していることが多い。
最近では日本酒バーや焼酎バーなど日本のお酒を出すバーも多くなっている。
・お酒と一緒に楽しむ:スポーツバー ダーツバー シガーバー ジャズバー
スポーツバーやダーツバーなどは、お酒を飲みながらスポーツ観戦やダーツなどを楽しめるバーのことである。
最近ではペンギンのいるペンギンバーのようなものまであるらしい。
・食事と一緒に:ダイニングバー スペインバル レストランバー
ダイニングバーやスペインバルなどの表記がある場合はお酒以外にご飯が食べれる。ただしこれらの店舗の場合、レストランよりのバー(お酒を置いているお店)なども含まれる場合も多いので、お酒を飲みに行く場合はメニューを確認したほうがよさそう。
・接客にこだわる:ガールズバー メイドバー
最後はガールズバーやメイドバーなど接客してくれる人の名前がついたバーである。これらのバーの場合お酒よりも接客そのものがメインになっていることも多い。
まとめ
バーの定義ははっきりしていないことも多い。またカジュアルなモルトにこだわったショットバーなど複数のカテゴリに属するバーもありえる。このような分類を参考にして自分の気分にあったお店をみつけてほしい。
中央線放浪記 No. 11 Le Dromadaire(ル・ドロマデール)/ #阿佐ヶ谷駅
ジャズの街阿佐ヶ谷からはクラシックのBGMが素敵なドロマデールをご紹介します。このところフランス語続きですね。
阿佐ヶ谷スターロードの赤提灯街を抜けてしばらく歩くと小さく店名の書かれた看板と扉が見えてきます。扉を開けると真ん中にカウンターが5席、丸い天井が不思議な空間を作っている感じがしました。
ドロマデールはフランス語でヒトコブラクダの意味。その名の通りカウンターの上にはラクダの置物が並んでいます。カウンター端には大きなテレビモニターと、その奧にはクラシックCD(DVD?)の山が見えます。
ギムレットをお願いすると丁寧に好みをヒアリングした後、それに合わせて丁寧に作っていただけました。
音楽を聴きながら落ち着いた時間を過ごせる素敵な空間でした。