バーの種類の話
ネットで検索してみたり、街でお店の看板を見ているとショットバー、ダイニングバーなど~~バーという表記によく出会うことでしょう。それぞれのイメージがふわっとはある人も多いと思いますが、多くの人はなんとなく使っているのではないでしょうか。振り返ってみると僕はこれまであまりよくわからずに使ってきたなーという思いもあり、バーの種類をまとめてみようと思いました。
そもそもバーとは?
ウィキペディアによると「バー(英:bar)とは酒場、飲酒店のことである。イギリスではこのスタイルの酒場をパブと称する。類似呼称にパブがある。」とのこと。語源については
・カウンターの原形が横木であり、酔っぱらいが酒樽から勝手に呑むことを阻止するために用意された。
・酒場の外に馬をつなぐための横木が備えられていたことから、隠語として広まった。
・騎馬の時代が終わり横木が不要になったが酒場の店主が改装に際して横木をカウンターの下に置くと、「酔客らが片足をかけるのに丁度良い」と好評を得たことから広まった。
など諸説あるようだ。
どういう分け方があるの?
バーとは酒場、お酒が飲める場所全般を指すということがわかったところで、今度はどのようなバーがあるのか見てみよう。
・雰囲気:オーセンティック カジュアル
オーセンティックバーと言われるとちょっと身構えてしまうという人も少なくないと思う。オーセンティックとは英語で「本格的な」や「本物の」という意味で、伝統的なものを守っているものによく使われている。オーセンティックバーとはバーの中でも王道を行くバーなどと説明されることも多い。
特徴としてはバーテンダーがベストやジャケットなど正装をしている。氷やグラスにこだわっている。カクテルにこだわっている。などいろいろ挙げられるが、何を満たせば「オーセンティック」であるか明確な決まりはないようである。
オーセンティックバーと対比されるのがカジュアルバーである。こちらのほうがカジュアルに飲めるバー程度の広い意味で使われている。
・飲み方:ショットバー ボトルバー
オーセンティックバーと並んでよく見かけるのがこのショットバーだろう。ショットバーではお酒を飲む際、1杯ずつで頼むことができるバーのことだ。ショットバーは和製英語で、日本でしか通じない。
ショットバーと対比されるのがボトルバーである。ボトルバーはお酒を飲む際、ボトルを購入しお店においてもらい、自分のボトルから氷やグラス等にセットするためのセット料金を出してお酒を出してもらう。
・お酒にこだわる印:モルト カクテル ラム テキーラ 日本酒 ビアバー
モルトバー、カクテルバーなどと言うとき、これは単にそのお店がこだわっている酒の種類を示していることが多い。
最近では日本酒バーや焼酎バーなど日本のお酒を出すバーも多くなっている。
・お酒と一緒に楽しむ:スポーツバー ダーツバー シガーバー ジャズバー
スポーツバーやダーツバーなどは、お酒を飲みながらスポーツ観戦やダーツなどを楽しめるバーのことである。
最近ではペンギンのいるペンギンバーのようなものまであるらしい。
・食事と一緒に:ダイニングバー スペインバル レストランバー
ダイニングバーやスペインバルなどの表記がある場合はお酒以外にご飯が食べれる。ただしこれらの店舗の場合、レストランよりのバー(お酒を置いているお店)なども含まれる場合も多いので、お酒を飲みに行く場合はメニューを確認したほうがよさそう。
・接客にこだわる:ガールズバー メイドバー
最後はガールズバーやメイドバーなど接客してくれる人の名前がついたバーである。これらのバーの場合お酒よりも接客そのものがメインになっていることも多い。
まとめ
バーの定義ははっきりしていないことも多い。またカジュアルなモルトにこだわったショットバーなど複数のカテゴリに属するバーもありえる。このような分類を参考にして自分の気分にあったお店をみつけてほしい。